
SIerでSEという仕事をしていると漠然とそう考えることありますよね。その時に選択肢として考えられるのが『転職』です。
一つの会社にしがみつく時代は終わりました。最近は転職が当たり前の時代。今後のプランも含めて転職エージェントに相談する人が増加しています。
こういう悩みは会社の上司にできないですし、やはりプロに相談するのが1番です。相談した上で今の会社の良さが見えてくるのなら転職をせずに今の会社で働き続けるという選択もできます。
1番怖いのは今の会社が嫌いだと思い続けて定年を迎えることです。我慢強いのが正義だと勘違いしている人もたくさんいますが、自分の人生を我慢で終えたいですか?
休みの日に外食がてら相談に行く。そのぐらいの気持ちでいいんです。まずは本当に自分が転職をすべきなのかを知ることが大切です。
また、SEを辞めたいのならば少しでも今のスキルを活かしつつ違う業種や職種への転職がベターです。SEとしてのスキルは意外とどこでも役に立ちます。
目次
転職エージェントとは?
まずは簡単に転職エージェントについて説明しておこうと思います。「転職サイトと何が違うのか?」皆さんのように転職を希望する方に対して企業を紹介してくれるサイトという点では同じです。
大きく違うのが転職を「自分一人で進めていく」か「エージェントの人と一緒に進めていく」かの違いです。また他にも転職エージェントの方がサポートが充実しています。詳しくは次の表を見て下さい。
就職エージェント | 就職サイト |
面談をしてあなたに合った企業を紹介してもらえる | 自分で企業を選ぶ |
非公開求人の紹介が受けられる | 公開企業のみ |
カウンセリングが受けられる | ー |
履歴書のアドバイスが受けられる | 履歴書を自分の力で書く必要がある |
面談日の調整をしてもらえる | 面談日を自分で調整する必要がある |
面談対策をしてもらえる | 面談対策を自分でする必要がある |
つまり転職エージェントには不安点を解消してくれる仕組みがあるということです。転職に失敗したくない人は是非転職エージェントを利用して頂きたいと思います。一人で戦うには限界があります。
SEが異業種へ転職できるのか?
まず不安に思うのは『SE以外の仕事だと活躍できないのでは?』という点ですよね。
これに関しては自信を持ってNOといえます。SEというは異業種からも注目されており需要はかなりあります。その理由はITを利用していない業界はないからです。
私の知り合いは異業種への転職し、社員が資料作りに用いているエクセルに対して、関数を使って効率よく資料作りが出来るよう手を加えて称賛されたと言っていました。
力仕事ではない限りどの会社も基本的にはPCを使って作業をします。SEとしてのスキルを活かす場面は幾度となくでてきます。
実際、ITから異業種へ転職している人はいるのか?
出典:doda
これは「IT/通信」から転職した方の転職先業種の割合です。意外かもしれませんが4割以上が異業種へ転職しています。
多いところで言うと「サービス」や「メーカー」です。やはり同業種への転職が多いですが、ほとんどの人が同業種へ転職しているというわけでもありません。
そのためあなたが脱ITをしたいと思っていることは、そんなにおかしい事ではないことを理解していただけたかと思います。
異業種は20代前半じゃないと厳しいんじゃないの?
出典:doda
続いて年齢別で見ていきたいと思います。このグラフは異業種へ転職した割合を年齢別で表しています。
なんと24歳以下は66.5%もの方が異業種へ転職をしています。また30代前半でも54.7%とかなり高い数字となっています。
これに関しては「IT/通信」以外の人の情報も混ざっているためITからの異業種へ行った人の数ではないですが、それでもこれだけ異業種への転職をしている人が多いことには代わりありません。
この数字から異業種への転職というものが無謀な選択ではないということを理解していただけたかと思います。
社内SEという選択も
SIerのSEが転職エージェントに相談すると、エージェントの方が口をそろえて言うのが「まずは社内SEを検討すべき」です。社内SEは納期などがシビアではないため、残業時間がSIerのSEに比べてかなり少ないです。
SEという仕事が嫌いというわけではなく「残業時間が長い」といった理由が原因で転職を考えている場合は社内SEへの転職も視野に入れるべきだと思います。
むしろ、今までのスキルを活かすことが出来てかつ、人間らしいライフスタイルを送ることができるのでSEの仕事が嫌いでなければ社内SE一択と言っても良いかもしれません。
社内SEへの転職を考えるのでしたら社内SEの求人数で比較した記事『【社内SEの求人数で比較】おすすめ転職エージェントサイト9選』を一読して頂ければと思います。
社内SEの求人数が多い転職エージェントを利用することが転職への近道となります。
SEから異業種へ転職を希望する人におすすめの転職エージェント

確かに、いきなり社内SEだけに絞る事は出来ないと思います。まずは幅広い選択肢から選んでいきたいという考えになるのが普通ですよね。
では!SEから異業種への転職を希望する方におすすめの転職エージェントを紹介していきたいと思います!
リクルートエージェント

20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
◎ | ◎ | ◎ | ◯ |
『リクルートエージェント』は転職エージェントの中では求人数・登録者数が最大となっています。まず選択肢が多いという点でかなりおすすめしたい転職エージェントと言えます。
その分登録者も多くメールなどの対応が遅いという話をよく耳にします。また担当する転職希望者の量が多いためか半ば強引に転職を勧められるといった話も耳にします。
ですが私がリクルートエージェントを利用した際はITに深い知識を持ったキャリアアドバイザーの方が担当してくださり、メールの返事も早く「焦らずゆっくりやっていきましょう」という優しい言葉も頂きました。
そういう点では担当者の当たり外れがあるという点が欠点と言えます。また多くの実績があるため、そのノウハウを活かして高いマッチング力に繋がっています。
また求人数が多いということは質の低い求人なども多く存在するということです。まずはどのような求人があるのかを知るために登録して、他のエージェントと組み合わせて利用して希望の求人を探すことをおすすめします。
doda

20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
◎ | ◎ | ◎ | ◯ |
『doda』はパーソルキャリアが運営する求人情報サービス・人材紹介サービスを提供する転職サイトです。業界最大級の求人数を誇っていることもあり求人数はかなり多いです。そのぶん質の低い求人も混じっているので注意が必要です。
さらにdodaでは『転職サイト』『転職エージェント』『スカウト』の3種類のサービスから好きなものを利用することができます。求人数も多くサービスも3種類存在しているため多種多様な転職活動が可能な点が支持されている理由なのではないでしょうか。
- 転職サイト
「まずは自分で探してみたい」という方向け。
毎週更新される特集や月曜日と木曜日に更新される新着求人をチェックして気に入った求人を探すことができます。
- 転職エージェント
「1人での転職活動は不安」という方向け。
転職のプロのdodaスタッフが、非公開求人を含む10万件以上の求人からあなたに合った求人を紹介してくれます。
- スカウト
「あまり転職活動の時間が取れない・・・」という方向け。
あなたに興味を持った企業から直接オファーが届くスカウトサービスです。スキマ時間で転職活動が可能です。
年齢層についても20代~40代まで幅広くサポートしてくれます。また未経験者などに対しても手厚いサポートをしてくれますので、サポート範囲がとても広いことが特徴です。
マイナビエージェント

20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
◎ | ◎ | ◯ | - |
『マイナビエージェント』はマイナビが運営する転職エージェントサイトです。リクルートエージェントと同様に全国的に求人数が多く、誰でも利用できる転職エージェントです。
求人情報の約8割が非公開求人となっています。それだけライバルが少なく質の良い求人が揃っているということです。マイナビエージェントは未経験可の求人が多いという特徴もあります。
また20代向けの転職に力を入れており20代から最も信頼されている転職エージェントです。そのため30代以上の転職求人数が少ないことが特徴です。20代ならばマイナビエージェントを利用する価値は十分にあります。
パソナキャリア

20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
◎ | ◎ | ◯ | - |
『パソナキャリア』はパソナキャリアカンパニーが運営する転職支援サービスです。パソナキャリアは求人数が50000件以上ととても豊富で業界トップクラスを誇っています。また求人の80%以上が非公開求人で人気大手企業や極秘プロジェクトの求人など一般には公開されていない好条件な求人を取り扱っています。
さらにキャリアプランナーが親身になって相談の乗ってくれ、転職希望者のキャリアプランをしっかり考えてくれます。そのため67.1%以上の方が年収UPに成功しています。この数字もそれだけサポートと求人がしっかりしている証拠です。
またパソナキャリアは女性の転職にもサポートが充実しています。その裏付けとしてパソナキャリアとは別に『ウーマンキャリア』という女性の転職を対象とした転職エージェントサービスを展開しています。
パソナキャリアが女性からの評価が良いのもこのように「女性の転職に特化したサービス」が存在するからです。女性ならば間違いなく登録すべき転職エージェントの1つです。
まずは試しに相談。大きな1歩を踏み出すことが大事
以上、「SEから異業種に転職したい!おすすめ転職エージェント4選」でした。
ご紹介した転職エージェントは大手ばかりで安心して利用することが出来ます。転職する際には複数の転職エージェントを利用することが一般的となっています。まずは1つ登録して相談してみることをおすすめします。
転職エージェントの口コミなどを調べると「この転職エージェントの求人は質が悪い」や「この転職エージェントは親身になって相談に乗ってくれない」など様々な意見が書かれていると思います。
私はリクルートエージェントとdodaを利用しましたが、リクルートエージェントの担当者の方は親身になって相談に乗ってくれ、dodaはあまり真剣に話を聞いてもらえなかったような印象でした。
しかし友人は「dodaの担当者が手取り足取りアドバイスをしてくれて、転職に成功することが出来た」と言っていました。つまり良い担当者に当たるかどうかは運なんだと思います。
それならば良い担当者に当たるまで数を打つほうが利口だと思いませんか?まずはその第一歩、とりあえず相談に言ってみることをおすすめします。