SIerSEの転職先はIT業界以外に選択肢はあるのか?

厳しい納期。続く残業。休日出社。

もう限界だ。こんなことをするために産まれてきたわけじゃない。

そう思っていても残業をしないと終わらないし休んでいては他の人に迷惑がかかる。線路に飛び込むしかもう道はないのか?

SEの自殺率が多いのはこういった責任感の強い人が逃げ道をなくしてしまった結果だと言われています。

SEは結局IT業界でしか生きていけないから、どうせ転職したって同じことの繰り返し。そう思い込んでいませんか?

今回は以下について書いていきたいと思います。

  1. 転職しても状況は変わらないのか?
  2. 転職以外で自由になる方法はあるのか?

 

社畜SE

今から他の業界に転職なんて到底無理。一生このつらい仕事生活を続けるんだ・・・。

社畜のペット

諦めるのは早いにゃ!勝手に転職先の可能性を決め付けちゃだめにゃ!

 

SIerSEとは

SIerSEの仕事とは

そもそもSIerとはシステムインテグレーター(英: System Integrator)のことで、個別のサブシステムを集めて1つにまとめ上げ、それぞれの機能が正しく働くように完成させる「システムインテグレーション」を行なう企業のこと。

SIerのSEとはSIerで働くSEのこと。顧客企業の業務効率化のために改善提案を繰り返し、システム設計を行い実際に開発運用保守までを行います。

一気通貫で請け負ってプロジェクトを進めていくため長期間にわたってのプロジェクトとなります。そのためスケジュールの線を引くことが大変難しいとされています。

 

SIerSEの残業が多い理由

まずはSIerのSEについて考えていきましょう。なぜこんなにも残業が多いのか。最大の理由はただ1つ『お客さまが他社』という点です。

お客さまが他社なんてどの会社にもあること。それだけの理由だけでSIerSEの残業が多いと一口に言えないだろう。そう思いますよね?ではなぜそれが最大の理由なのでしょう?

システムというのは目に見えないものです。それは開発する私たちにとっても同じこと。目に見えないものに対して工数を算出するというのはかなり難しいことだと言えます。

私はSEとして8年働いていますが工数を正確に算出できるSEは存在しないと言い切れます。確かに小さいプロジェクトならば誤差の範囲内でしょうが、大きいプロジェクトになるとそうはいきません。

想定外の事情により大幅に作業が発生してしまうなんてことも日常茶飯事です。その都度納期を伸ばすということが出来ないのが現状です。

つまり想定外の事態になったらどうするのか?答えは簡単です。今の人員で残業して何とか納期に間に合わせるという方法をとります。これが辛い残業地獄の原因です。

 

転職しても状況は変わらないのか?

転職しても状況は変わらないのか?そんなことは無いと断言できます。

私が以前、転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーの方に質問しまくったときの事をお伝えしたいと思います。

 

転職先はIT業界以外に選択肢はあるのか?

はっきり言うと答えは「IT業界以外にも選択肢はあるが給料が下がる」です。

SIerSEは9割以上がIT業界への転職をしているそうです。残りの1割も「どうしてもその仕事がしたい!」という強い意志を持っての転職とのこと。

そういう人は希望通りの仕事が出来るならと給与面で劣る仕事を選んで転職をしています。あなたにそういった強い意志があるのならば他の業界に転職も可能だということです。

しかし、とにかくIT業界を辞めたいという理由だと少し難しいかもしれません。給料が半分ほどになっても良いならば事務などの仕事に就くという選択肢もあります。

つまり・・・
  • 本当にやりたい事があるならばIT業界以外でもチャレンジする人はいる
  • 未経験なので給料は下がる可能性が高い
  • なんとなくで他の業界への転職は避けた方が良い

 

IT業界へ転職しても状況は変わらないのか?

答えはNOです。

皆さんもご存知かとは思いますが社内SEとい仕事が存在します。社内SEは残業が少なく納期にあまり縛られないというメリットがあります。

転職される方のほとんどはこの社内SEへの転職をしているそうです。私の同期も社内SEとして転職をして残業が減り給料も変わらずという成功を収めています。

隣の芝生は青いと言いますが社内SEというのは残業時間や離職率の数字でやはりホワイトさが表れています。自分の芝生となっても十分青いということです。

 

社内SEに転職すべきか?

こればっかりは十人十色です。私は社内SEとして転職を一時期考えて転職エージェントに相談をしました。そして今の会社に留まることを決断しました。

それは私の会社を客観的に見た情報をエージェントから教えてもらい、家族と話し合って決めたことです。このブログで一概に転職すべきだとか転職すべきではないと言うことはできません。

言いたいことは転職のプロに相談してくださいということです。年齢やスキルや今の会社の優良度によって転職の成功率というのは変わってきます。

実は転職以外にもフリーランスになったり副業で稼いだり、現状を変える方法というのはたくさんあります。今後の自分の人生プランを見つめなおすという点でもエージェントを利用するのはとてもいい機会になります。

【社内SEの求人数で比較】おすすめ転職エージェントサイト9選

2018年11月11日

 

転職以外で自由になる方法はないのか?

先ほども書きましたが転職以外にも現状を変える方法はあります。私も実際に転職を断念して他の方法をとることを決意しました。

 

フリーランスSEになる

まず1つの道としてはフリーランスのSEになること。キャリアアドバイザーの方も言っていましたが「フリーランスになるSEはかなり多い」とのことです。

SEの強みは技術力です。またエンジニアは現在需要が高まっていてフリーランスの方が単価が安くて住むので人気です。フリーランス側としても企業を通していない分通常より多い収益を見込めます。

このように技術力に自信があるならばフリーランスという選択肢もあります。技術に自信がないのならばフリーランスを目指すためにスクールなどに通って補った上でフリーになるという選択も可能です。

転職で失敗するよりも今の会社で我慢しつつフリーランスへの道を少しずつ歩むという方法も考えてみると良いでしょう。

 

副業で稼ぐ

副業で今の給料以上に稼いで退職するといった方法です。これにはアイデアや時間が必要となってくるため難しいかもしれません。

ランサーズというクラウドソーシングサイトで土日だけ副業をしたりしてスキルを磨いてフリーランスを目指しても良いですし、自分にあった副業を見つけて個人事業主を目指すのも良いでしょう。

出来ればSEとしてのスキルを利用して有利に進められる副業をやりたいですよね。そういう方はこの記事がおすすめです。

SEが在宅でPC1台でできるおすすめ副業ランキング

2018年9月30日

 

SIerSEを辞めいたい!転職だ!

思い切って他の業界に転職

先程も書きましたが他の業界への転職は未経験となるため成功率は低く給与面でも下がる可能性が高いです。

それを踏まえた上で「どうしてもやりたい仕事がある!」「給料が下がってもいいから脱ITがしたい!」という方は転職に踏み出してみてもいいかもしれません。

人生長いです。給料だけが全てじゃありません。ご家族と話し合った上で決断をして頂ければと思います。

他の業界向けの転職サイト

1位:リクナビNEXT

2位:転職サイト@type

3位:ビズリーチ

※まずは試しに無料登録してどんな企業があるかを見るのが良いと思います。

他の業界向けの転職エージェント

1位:リクルートエージェント

2位:type転職エージェント

3位:doda

※本気になったら1人で悩まずプロに相談が近道です!

 

社内SEに転職

社内SEという選択ををお考えならば今のスキルを活かせるので転職に有利です。是非、転職活動を開始して頂ければと思います。まずは行動。途中で考え直すタイミングなんていくらでもあります。

私の同僚や大学の時の同級生は社内SEに転職してまともな生活を手に入れています。確かに中には給料が減ってしまった友人もいます。ですがまともな生活を送っていることは確かです。

100%成功するなんてことは口が裂けても言えませんがそういう実績が少なからず私の周りにはたくさん存在します。成功する可能性をを少しでも高めるために慎重に転職活動を行って頂ければと思います。

また社内SEに転職する人に対して有利な転職エージェントというものが存在しています。そういった特化型のエージェントが存在するという点で、やはり社内SEというのは人気があることが伺えます。

人気があるという事はそれだけ競争率が高いという事も言えます。その分十分にエージェントなどに相談をしていただき慎重に進めて頂きたいです。

簡単につかみ取れる自由は自由ではありません。まずはエージェントに相談してご家族としっかり話し合ったうえで進むべき道を決断していって下さい。

あなたの未来が少しでも明るいものとなりますよう祈っています。ともに頑張りましょう!

【社内SEの求人数で比較】おすすめ転職エージェントサイト9選

2018年11月11日

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