こんにちは!現役社畜SEのまるおです。
システムエンジニアという仕事、特にSIerのシステムエンジニアは『7K職種』と言われています。皆さんこの『7K』の意味をご存知でしょうか。
今回はこの『7K』の意味を紹介していきたいと思います。
私も「3K」は知っていたのですが「7K」は最近知って、ほとんど当てはまっていて「やはりSEとはつらい仕事だな・・・」と再確認しました。
もしあなたがSEでこの記事を最後まで読んでしまった場合「なんで俺こんな奴隷みたいな生き方してるんだろう・・・」とうつ状態になってしまうかもしれません!
が!私は一切責任と取りませんので覚悟して読んでいってくださいね!SEではない人は、こんな奴隷が存在している現実にびっくりしてください!
目次
7K職種とは?
7Kとは下記のことを指します。
- キツい
- 帰れない
- 給料が安い
- 休暇が取れない
- 規則が厳しい
- 化粧が乗らない
- 結婚できない
それぞれKから始まるので『7K』と呼ばれているんですね。私は冒頭でほとんど当てはまっていると言いました。私は男性なので化粧をしないため⑥は当てはまりません。
また既婚者ですので⑦も当てはまっていません。規則もそこまで気にならないので⑤も除外ですかね。
私的には⑤⑥⑦以外はすべて当てはまっています。みなさんはいくつあてはまりまりましたか?1つずつ紹介していきたいと思います。
1.キツい
まずは『キツい』です。正直かなり抽象的な言葉ですよね。何が原因でキツいのかわかりません。まずは何がキツいのかを考えたいと思います。
確かに残業も多いですし休暇も取れません。しかしこれは他のKに既に出ているため重複してしまいます。重複エラーはSEにとってあってはならないことです!
他のキツい内容を考えなければいけません。とはいえこれは『人それぞれ』が答えになってしまいます。
しかし「上司との付き合いがめんどう」などの一般的な内容ですと個人差があるように思えるため少し違う気がします。そこで私なりの答えを考えました。
『技術の進歩が早くて、ついていくのがキツい』
です!ITの世界ってどんどん進化しています。その都度知識をアップデートしていかなければいけません。
若いうちは良いですが40や50を超えてくると追いついていけなくなります。
そういう点でSEはキツい仕事だと言えます。工数見積もろくに出来ない上司がうじゃうじゃいるのはこのためだと言えますね。
2.帰れない
SEは残業がかなり多いです。個人差があるとは言え残業が少ないという話を聞いたことがありません。
私は通常は残業が月に40~50時間程度で忙しい時期になると100時間を余裕で超えます。
開発をしていく上で切っても切れない『納期』というリミットが存在します。
基本的にはスケジュールを立ててこつこつ進んでいくのですが結局、納期間近になるにつれてどんどん忙しくなっていきます。
プログラムをしていく上でこの『スケジュールを作る』という作業がかなり難関で私はスケジュール通りに進んだプロジェクトを未だに見たことがありません。
これはスケジュールを作る人や開発者が無能だったと言うわけではなく「しかたない」という場合が多いです。
それだけスケジュールの線を引くことが難しい職種ということです。そのため残業をして無理をしてでも納期を守ろうとした結果、残業地獄となります。
- SE:23時間
- プログラマー:17時間
- 看護師:9時間
SEの残業時間は、夜勤などがあり残業が多い印象の『看護師』の残業時間を遥かに上回る数字となっています。
正直月23時間なら少ない気もしますが、これは定時でささっと帰ってしまう管理職(いわば残業代がつかないレベルの人)も一緒に調査しているからでしょう。
つまりこの「SEの平均残業時間は23時間」を鵜呑みにしないでくださいということです。見るべきは他の職よりも遥かに残業時間が多いという事実です。
若手や中堅はもっと残業をしています。
3.給料が安い
エンジニアは給料が安いとよく言われます。しかしSEの平均年収は全体の平均年収に比べると高い傾向にあります。ではなぜ給料が安いと言われるのでしょうか?
- 残業が多いから多く見えるだけ
- 多い人と少ない人の差が激しい
まず1つめは「残業が多いから給料も多くみえているだけ」です。先程も残業の多さには書きましたが、残業が多い分そりゃ給料も上乗せされて多くなってきます。
他の残業が少ない職種と比べると多いように見えてしまうのはしかたありません。つまり給料が安いというよりは「残業に見合っただけの報酬が貰えない」が正しいのかもしれません。
こういう年収の調査も「残業が0時間だとしたら」という設定で比べてほしいものですよね。
もう1つは「多い人と少ない人の差が激しい」という点です。大企業のSEになれば給料的にも高い報酬を得られるでしょう。
しかし、一次請けなら良いほうで二次請けや三次請けのSEだったらその分給料も少なくなってしまいます。
4.休暇が取れない
これは私が1番当てはまるなーと感じた項目です。SEは本当に休暇が取れない!逆に聞きますが毎日残業しているのに休暇が取れると思いますか!?
休暇を取ったら最後。その週の他の日の残業時間がえぐい事になります。私の会社は年に有給休暇が20日もらえます。
7年仕事をしていますがこれを使い切ったことはありません。使い切ったという話を聞いたことがありません。良くて10日です。月に1日休暇が取れたら良い方です。
みなさんのところはどうですか?私が大学が情報系の学校だったのでSEの友人がかなり多いです。
友人に話を聞くと口を揃えて「残業が多い」と「休暇が取れない」と言います。やはりSEは休暇が取れないというのは当たっているんでしょう。
5.規則が厳しい
これは正直当てはまらないです。最近は副業も解禁されている企業ですし一昔前の話なのかなという印象です。
さらにフレックス制度や私の会社ではないですがプレミアムフライデーを取り入れてる企業も知っています。
確かに服装でいうとスーツは必須ですがネクタイも夏場はクールビズがあるので着用は不要です。
スーツも私としては毎日私服を選ぶよりも楽で好きです。なので当てはまらないという印象です。
こうこうこういう理由で規則が厳しい!という意見をお持ちの方がいらっしゃいましたらお聞きしたいです。
それを聞いたら私も「たしかに!やっぱSEは規則厳しいわ!」と手のひらクルーするかもしれません。
6.化粧が乗らない
私は男性なのでよくわかりませんが、女性の方は化粧が乗らないのでしょうか…?てか化粧が乗らないってその人の年齢のせいじゃ?。
しかし同期の女性陣からこういった話を聞いたことはないですし、そもそもSEは男性が多い職種です。
これはきっとKから始まるから無理やりこじつけている気がします。ただし化粧が乗る乗らないはよくわかりませんが、顔色が悪い人は確かに多い気がします。
顔に生気を感じないと言いますか。きっとこれはこういう顔が死んでる人の事を言うんでしょうか。
それならば確かに当てはまります。SEの職場は笑顔が少ないです。PCに向かって無表情で仕事をしている人ばかり。たまにため息をついたります。
7.結婚できない
これに関しては私は結婚しているので当てはまるとは言えませんが、確かに未婚者はめちゃくちゃ多いです!
原因はやはり残業時間が多いからだと思います。そりゃ平日に自由な時間がなければ出会いやデートする時間も取れないですから。
あとSEって消極的な人が多い気がします。そのためアクティブに行動する人がいないため異性との接点が少なく気づいたらずるずる年を取っていたという感じなのだと思います。
私の会社にはゲーム好きの未婚おじさんがかなり多いです。なかなかのパワーワードだと思いますが結構います。
そういう人は休みの日も家にこもってゲームをしているので出会いがないのかもしれません。
7Kの地獄から脱出するには?
「私は残業も少ないし全然当てはまらないわ」という方は幸せ者です。ぜひその会社で幸せな生活を送っていただければと思います。逆に当てはまりすぎて鬱になってきたあなた。この地獄から抜け出すにはどうすればいいと思いますか?
- 転職
- 独立
- 退職
言うなればこの3択ですよね。どれも選べないという方は我慢して7K地獄を生き続けるしかありません。
一番無難なのはやはり転職でしょう。ニートは流石に避けたいですし独立は敷居が高そうですしね。
最近は転職する人がかなり増えています。IT業界ならなおさら。SEの方ならわかると思いますが周りで転職している方、多くないですか?
エンジニアは需要があるため転職がしやすいことで有名です。「同じエンジニアへの転職だったら結局7K地獄のままじゃないの?」と思われがちですが、そうならない道があります。
ご存知かもしれませんがそれは『社内SE』です。私も以前に転職エージェントに相談した際に社内SEをゴリ押しされました。
残業時間に不満があるSEは9割社内SEへ転職しているそうです。しかも転職後の離職率はかなり低いそうです。
それだけ社内SEに転職して納得している人が多いということです。これまでに培ったSEとしての技術も無駄にならないですし残業時間も減るのでSIerのSEに大人気だそうです。
とはいえ転職するのは不安だと思います。そういう場合は私みたいに転職エージェントに相談することをおすすめします。
定年まで会社で働く事を考えてみてください。ゾッとしませんか?40歳を過ぎてから「若いうちに転職しておけばよかった・・・」なんて思ってももう遅いんです。
今の会社で仕事を続ける事を批判しているわけではありません。あなたが間違っているのは『転職を検討していないこと』です。
つまり転職するか考えた上で今の会社に留まっていないことが問題です。このままでは一生「あのとき転職しておけばよかった」と思い続けて生きていく事になります。
転職をするしないに関わらず、まず転職エージェントを利用して自分なりの答えを出すべきです。
そうすれば「あのとき転職してよかった」か「あのとき相談して、今の会社に留まって良かった」のどちらかになるんです。
- 相談もせず転職をしない場合
「あのとき転職しておけば・・・」と後悔する
- 相談をした上で転職しない場合
「相談した上で決断したからしかたない」と納得する
この差って大きいと思いませんか?少しでも相談する気になったらまずは『リクルートエージェント』をおすすめします。
案件がめちゃくちゃ多いので社内SEに絞ったとしても求人がたくさんあります。私も利用したことがあるので自信を持っておすすめ出来ます。
↓他にどんなエージェントがあるか気になるか方はこちらの記事が参考になります。
あなたが少しでも明るい未来に近づくよう祈っています!ではでは。
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