こんにちは。社畜SIerSEのまるおです。
みなさんはSEという仕事にやりがいを持っていますか?持っているならこの記事は見ても意味がないので気を付けて下さい。
もしSEという仕事が嫌いならば今一度、嫌いな理由と解決方法を一緒に考えてみませんか?
私は『システムエンジニア』は名前がカッコイイだけで地獄の職業だと思っています。
目次
システムエンジニアという仕事が嫌いな理由
1.残業が多い

会社によりけりだとは思いますが、残業が多いです。システムってどのぐらいの作業量か設計の時点では正直わかりません。
しかし必要な作業を洗い出してスケジュールを立てないといけません。こんな理不尽なことってありますか!?
行ったことのない場所に向かって「行ったことないからルートは良くわからないけど、距離的にこのぐらい歩けば着くだろう」と時間を算出しているようなものです。
さらに残業ありきでスケジュールを組む傾向にあると思います。もう残業するのが当たり前なので感覚がマヒしてるんでしょうね。
更に委託さんなどから力をかりて行う大きめなプロジェクトだった場合はさらに悲惨です。だって委託さんの力量を知らないのですから。
契約の時点である程度「基本的なJavaの修正は出来る人」というリクエストはしますが、その人の頭の回転や理解するスピードまではわかりません。
そのため誰が雇用とその人を『1人日分の作業が出来る人』としてしまいます。頭のキレる人だったら良いですがそんなことはほとんどありません。
結局みんなで残業して頑張らないといけなくなってきます。これは誰が悪いわけでもなくシステムという漠然とした成果物が悪いと思います。
2.めっちゃ頭使う

簡単なシステムならいいですがある程度規模の大きいシステムともなってくると、その修正をすることでどのような影響があるかをその都度考えなければいけません。
全員がシステムの全てを理解していればいいですが、それぞれ自分の領域のみしか把握はしていません。そのため各テリトリーに対して1人なんてこともざらにあります。
そうすると影響調査を1人でやらなければいけません。さらに他の人のテリトリーへの影響をある程度考えないといけないため個人の頭の力では限界があります。
結局、影響範囲をしっかり洗い出すことが出来ず、後になってそれが発覚して自分を責めることになります。
3.ちょっとしたミスが大問題になる

システムは少しの誤操作で大勢の人が困ることになります。以前Googleの社員が誤操作をして日本中のインターネットが一時的につながらなくなりました。
原因は1人の些細なミスでしたが、それが日本中を混乱させニュース記事にまでなり、Googleが謝罪をしました。
1人のミスがここまで大ごとになるんです。きっとこの誤操作をした社員はトラウマとなったでしょうね・・・。
こんなシビアな世界に身を置いていてはメンタルがやられるのも時間の問題だと思います。
4.神経を使う細かい作業が多い

先ほど小さなミスが大問題になるとお話しました。
ミスが発生してしまうのにも理由があると思うんです。システムって細かい作業がかなり多いと思います。
文字だらけのエクセルとにらめっこしながらデータ補正をしたり、夜中に本番のシステムを長時間かけて入れ替えたりと。
正直そんな長い時間集中が続くとは思えません。どこかで集中力が切れてミスに繋がってしまうんです。
1度ミスをすると「次からはミスをしないようにしなきゃ」という考えが脳裏をよぎるようになり精神的にも身体的にもやられます。
若いうちはいいですが40代、50代になってもこんな作業をしなければならないと思いとしんどいですよね。
5.客のシステムへの理解力のなさ

お客さまは神様ですがシステムを利用するお客さまは時に悪魔となります。なぜならシステムを理解していない人が大多数だからです。
これは逆に利用できる場面もありますが、基本的には、何もわかっていないのに強気な態度をとられるなどマイナスな部分が多いです。
「これこれを明日までに直して欲しいんだけど」など明らかに1週間はかかるような作業を淡々と依頼して来たりします。
それが1週間かかる理由を必死に説明しても理解はしてもらえず腑に落ちない感じで了承を得ます。
このように相手が思っている以上に難しい対応でも相手には何も理解されません。感謝されるなんてめったにないですよね。
システムは安全稼働しているのが当たり前なので、不具合があれば叱られ不具合が無ければ何も言われません。
6.結局、技術力よりもコミュ力

これは会社によると思いますが私の会社ではコミュ力のある人がいろいろと得をしています。
こんな事をぐちぐち書いているのでは私にコミュ力が無いのはお察しして頂けるかと思います。
もちろん技術力もあってコミュ力もある人もいます。問題なのは技術力はないのに口だけ達者なひとです。
こういう人は仕事を理解していないのに、のうのうと会社に居続けます。わからない部分は理解しようとせずわかる人に託します。
上司との付き合いを第一に考えているので飲み会などに頻繁に参加し、仕事もせず残業も少ないです。
けれどこういう人が結局出世をしていきます。組織とはそういうものなので、むしろ賢い行動なんですけどね。
7.常にある呼び出しの恐怖

システムとは24時間365日稼働していなければいけません。何か問題があってシステムが止まってしまったら誰かが復旧させなくてはいけません。
それは土日や夜中だとしても同様です。ユーザーのために1秒でも復旧させなければいけません。そのため常にシステム障害への恐怖を抱えながら生活しなければいけません。
夜中寝ていても着信が来る可能性があるのでシステム運開直後などは特に安心して寝られない日々が続きます。
私は以前、妻と映画を見ているときに会社からシステム障害の連絡が来たことがあります。このようにシステムエンジニアという仕事はプライベートの時間をも奪っていきます。
人間らしい生活を送りたい
私としては出世がしたいというよりも、毎日早めに家に帰り家族と過ごしたいです。
まだ子供はいませんが、いつか子供を授かったら尚更です。今の残業時間のままでいくとわが子が寝た後に家に帰ることになってしまいます。
そうやって考えている方も多いんではないでしょうか?社畜SEのままだったら、きっとこの夢は叶わないまま終わるんでしょうね。
この問題を解決する方法
思い切って他の業種に転職
出典:doda
他の業界への転職は未経験となるため成功率は低く、給与面でも下がる可能性が高いです。
それを踏まえた上で「どうしてもやりたい仕事がある!」「給料が下がってもいいから脱ITがしたい!」という方は転職に踏み出してみてもいいかもしれません。
人生長いです。給料だけが全てじゃありません。ご家族と話し合った上で決断をして頂ければと思います。
上のグラフは「IT/通信」から転職した方の転職先業種の割合です。意外かもしれませんが4割以上が異業種へ転職しています。
多いところで言うと「サービス」や「メーカー」です。やはり同業種への転職が多いですが、ほとんどの人が同業種へ転職しているというわけでもありません。
そのためあなたが脱ITをしたいと思っていることは、そんなにおかしい事でもないようです。
社内SEに転職する
現在社内SEでない場合は、他の業種に目を向ける前に社内SEという選択肢を考えてみるべきです。
私は新卒でSIerのSEとなってずっと同じ会社で働いてます。30歳になった今、20代のうちに転職すべきだったとめちゃくちゃ後悔しています。
「なぜ20代のうちに社内SEに転職しておかなかったんだろう」と本気で思っています。
20代の頃はSIerSEから社内SEに転職したという話をよく聞きました。私の大学生の頃の友人も社内SEに転職していました。
友人は社内SEに転職して全てが変わったと言っていました。当時の私は社内SEに対してあまり知識が無く「同じSEなんだからそんなに違いはないだろう」と思っていました。
よくよく考えてみるとSIerSEとまったく違う職場環境なんですよね。
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つまりSIerSEと社内SEの違いは『人間らしい生き方が出来るか出来ないか』という大きな違いがあったんです。今のスキルを活かすことが出来る最高の転職先です。
30代になって今更転職に踏み出せないおじさんはこの事実を見てみないふりしながら仕事をしています。
20代で残業に悩んでいる社畜SEの方は是非、社内SEへの転職を検討してみてはいかがでしょうか。
起業/副業で稼ぐ
こっちは私が実践している解決方法です。
つまり『退職して起業する』か『副業で稼いで退職する』かという選択です。
若い方なら退職して企業してもやり直しがきくので良いと思いますが、私のように再就職の可能性が薄いおじさんには副業でこつこつ収益を上げるしかありません。
そして現在の給料以上に収益がでれば晴れて退職というわけです。定年まで愚痴を吐きながら働くよりは望みがある選択だとは思いませんか?
副業に興味があるかたは「SEが在宅でPC1台でできるおすすめ副業ランキング」を参考にして頂ければと思います。
この中で私は『アフィリエイト』を選びました。現在月収10万円ほどを稼いでいます。この調子で退職できるレベルまで収益を上げていこうと土日はほとんどブログの時間に割いています。
休みが潰れるんですが退職に少しずつ近づいている気がして楽しくて仕方がありません!ブログ運営は私に合っているように思えます!ミスっても大問題にならないですしね(笑)
皆さんも自分に合った副業を選択して下さいね!
大事なのはとにかく諦めないこと
とにもかくにも「現状のままで仕方がない」と諦めたらもう人生終わりですよ。大事なのは諦めない事です!
サラリーマンが宝くじを買い続けているのは「ひょっとしたら7億当たって退職できるかもしれない」と希望を持っているからです。
宝くじは当たる可能性がかなり低いのでおすすめはしませんが彼らも諦めない心を持っているんでしょうね(笑)
出来ればもっと可能性のある選択をして頂けることを願っています。一緒に社畜SEを脱出しましょう!
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