SEの正しい辞め方を辞めたい理由ごとに紹介!転職以外にも道はある

『SE辞めたい』漠然とそう考えている人は多いはず。うつ病になる人が多く、35歳定年説が囁かれ、残業が多い職種としても知られています。さらにはSEは7K職種と呼ばれています。

7Kとは
  1. キツい
  2. 帰れない
  3. 給料が安い
  4. 休暇が取れない
  5. 規則が厳しい
  6. 化粧が乗らない
  7. 結婚できない

ひどい言われようですね(笑)こんなに評判の悪い職種もなかなか珍しいと思います。だからといって、とりあえず辞めたいだけでは何も始まりません。その先でどうなりたいかが重要となってきます。

どうなりたいかを考える鍵としては、あなたが辞めたいと思う理由にあります。今一度あなたの考え方を整理して正しい辞め方を考えてみてはいかがでしょうか?ちなみに本記事でいうSEとはSIerのSEを指しています。

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とにかくSEを辞めたい!自由になりたい!人間らしい生き方をしたい!!
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焦りは禁物だにゃ!一度冷静になって自分なりのSEの辞め方を考えてみるにゃ!

なぜSEを辞めたいと思うのか?

まずはあなたがSEを辞めたいと思う理由を考えてみて下さい。きっと以下のような理由があがってくると思います。

  1. 給料に不満がある
  2. 人間関係
  3. やりがいを感じない・仕事がつまらない
  4. 残業が多すぎる
  5. スキル不足を感じる
  6. キャリアップしたい
  7. 会社に縛られるのが嫌だ

まず大事なのは『SEを辞めたい』のか『今の会社を辞めたい』のかはっきりさせることです。

今の会社が嫌いで辞めたいだけなのであれば、せっかく身に付けたスキルですので、それを生かしつつ環境をかえることも視野にいれるべきです。

スキルを活かしつつ環境を変えるのであれば転職の他にもフリーランスという選択肢も見えてきます。

その次に『早く辞めたい』のか『いずれは辞めたい』のかはっきりさせることです。

もう今の会社にいたらメンタルが壊れてしまう。そのような状況であれば手遅れになる前にすぐに辞めるべきです。

「いつかは辞めて自由になりたいなー」という考えなのであれば無理にリスクを負って転職するのではなく副業という選択肢も見えてきます。副業が給料を上回ったときにすっぱり辞めればいいのです。

さらには転職にもいくつか種類があります。今回はこの中のどこに転職するのが良いかもあわせて紹介していきたいと思います。

SEの転職先の種類

・同業種・同職種(SIerのSE)

・異業種・同職種(社内SEやWEBエンジニア等)

・同業種・異職種(SIerの営業やITコンサルタント等)

・異業種・異職種

 

『SEをやめたい』のか『今の会社をやめたい』のか

まずは『SEをやめたい』のか『今の会社をやめたい』のかをはっきりさせましょう。本当にSEを辞めたいのか。

『残業が多い』給料に不満がある』はSEを辞めたい理由としては少し違います。SEの仕事に少しでもやりがいを感じているのならSEを続けても良いと考えています。

社内SEは自社のシステムを開発しているので納期にシビアではないといいます。社内SEの友人曰く開発中の残業はほとんどなく、システムリリース時や直後の障害対応の場合に残業がある程度だそうです。

また最近はフリーランスSEも増えてきています。自分の裁量で仕事を選べて給料面も会社に雇われていない分増えます。

逆に『仕事がつまらない』やりがいを感じない』『スキル不足を感じる』などのSEという仕事に対して不満を抱えている場合はSEを辞めた方が良いかもしれません。

こういう場合、転職などで同業種の仕事に就いたとして同じことを思ってしまいます。この場合はきっぱりSEを辞めたほうがいいかもしれません。

つまり今の悩みがSEを辞めないと解消されないかを考えて下さい。

 

『早く辞めたい』のか『いずれは辞めたい』のか

次に『早く辞めたい』のか『いずれは辞めたい』のかです。これに関しては2つの観点から考えるべきです。

  • メンタルが壊れる寸前か?
  • 30歳を過ぎそうか?

この2つのどちらかに当てはまる場合は早く行動すべきです。

1番怖いのは『人間関係』や『残業が多い』などでメンタルが壊れる寸前の人です。SEはメンタルを壊しやすい職種です。

『リーダーの地位に立ち、部下と責任を抱えて逃げられなくなって首をくくる』といった話をよく耳にします。

そうなるぐらいならば早く辞めて人間らしい生活を送ったほうが身のためです。人生やり直しはいくらでもききます

また、転職を考えている場合は20代のうちに行動すべきです。30代になってしまうと受けられる企業がぐんと減ってしまいます。

「いつか辞めたいけど行動するのが面倒だな」と思っているうちに30歳を迎える。これが1番恐ろしい状況です。20代後半の場合はまず行動をしましょう。

20代ならば新卒と同じように1から学ばせて貰えるケースが多いです。20代のうちはやり直しがききます。

 

辞めたい理由ごとに辞め方を考えてみる

では次に辞めたい理由ごとに辞め方を見ていきましょう。参考にして頂ければと思います。

※該当する項目を黒字、該当しない項目をグレーにしてあります。

1.給料に不満がある

手段

・今の会社で我慢する
・転職
・フリーランス
・副業

転職先の候補

同業種・同職種
異業種・同職種
同業種・異職種
異業種・異職種

まずは給料に不満がある場合です。これは今すぐにでも逃げ出さないとメンタルが壊れてしまうというわけではないので、今の会社で昇給を狙うという手もあります。

しかし上司がどれぐらい貰っているのかなんとなく把握できてしまうと限界がわかってしまい今の会社に居続けても無理だと感じてしまいますよね。

そういう場合は時間をかけて転職、フリーランス、副業という選択肢があります。

スキルに自信があれば転職やフリーランスでもいいですが、スキルに自信がない場合は副業で稼いで退職の機会を伺うのが懸命かもしれません。

 

2.人間関係

手段

・今の会社で我慢する
・転職
・フリーランス
・副業

転職先の候補

同業種・同職種
異業種・同職種
同業種・異職種
異業種・異職種

人間関係で辞めたいと考えている人はまず退職の前に異動願いを出すという選択肢もあります。その職場の人との相性が悪いだけで他部署に行けば続けられるかもしれません。

それがだめで夜眠れない、吐き気がする等の症状が出ている人は要注意です。メンタルが壊れる前に早く辞めるべきです。辞めたあとでゆっくり転職活動を進めればいいのです。めんどくさい人間関係が嫌ならフリーランスで働くという方法もあります。

 

3.やりがいを感じない・仕事がつまらない

手段

・今の会社で我慢する
・転職
・フリーランス
・副業

転職先の候補

同業種・同職種
異業種・同職種
同業種・異職種
異業種・異職種

「やりがいを感じない」や「仕事がつまらない」と感じる場合はSEの仕事そのものが合っていないのかもしれません。

  • プログラミングが好きでSEのになったがお客さんとの打ち合わせばかりで嫌だ
  • コミュニケーションスキルを活かせると思いSEになったがプログラミングがわからなくて良い提案ができない

SEから他の職種へ転職する人は、入社前のイメージとのギャップを感じている場合が多い印象を受けます。この場合は思い切って他の職種へ転職をするか、退職に向けて副業をしていくかのどちらかになります。

また、SEから公務員になった知り合いが「エクセルの関数を使うだけで拍手されて感謝された」と言っていました。このように今のスキルが多少なりとも活かせる他の職種を選ぶと良いかもしれません。

またアフィリエイトで給料以上の収益を出して退職した方もいました。SE以外にもたくさん選択肢はあります。

 

4.残業が多すぎる

手段

・今の会社で我慢する
・転職
・フリーランス
・副業

転職先の候補

・同業種・同職種
・異業種・同職種(主に社内SE)
・同業種・異職種
・異業種・異職種

残業が多すぎるのもメンタルを壊す原因になるため要注意です。私もたまに100時間残業する月があったりします。その月は『なんのために生きてるんだろう』なんて思うときもあります。

私の場合は毎月ではないのでなんとか大丈夫ですが、毎月100時間を超えるようならすぐに辞めるといった選択肢を視野に入れたほうが良いです。辞めたあとに転職かフリーランスで働くといった方法をとるべきです。

SEという仕事が嫌いではないなら同じ職種へ再挑戦してもいいかもしれません。社内SEなどは納期に融通がきく場合が多いので社内SEへの転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

5.スキル不足を感じる

手段

・今の会社で我慢する
・転職
・フリーランス
・副業

転職先の候補

・同業種・同職種
・異業種・同職種
・同業種・異職種
・異業種・異職種

「プログラミングが出来ない」「専門用語が覚えられない」「細かいチェックが苦手」などスキル不足にも色々あると思います。

まだ若手であればもう少し今の会社で経験を積んでスキルを磨くことができますし、第二新卒としての他の職種に転職も可能です。

しかし30代ともなると転職するにはかなり難しいと言えます。さらにスキルがないのでしたら尚更です。

最近は30代でも転職しやすい時代となってきましたがそれでも20代に比べると難しいです。

諦めて今の会社でなんとかやっていくか、退職に向けて副業を頑張るかのどちらかしか選択肢はないのかもしれません。

 

6.キャリアアップしたい

手段

・今の会社で我慢する
・転職
・フリーランス
・副業

転職先の候補

・同業種・同職種
・異業種・同職種
・同業種・異職種
・異業種・異職種

キャリアアップとは『より高い専門的知識や能力を身につけること』『経歴を高くすること』『高い地位や高給職への転職』を言います。

つまり転職で給料をあげるか、スキルを生かしてフリーランスになるかの二択です。近年フリーランスエンジニアの数は増えてきています。

私の会社にもフリーランスエンジニアの方がいるのですが働き方にそこまで変わりはないとのこと。ですが収入は増えたとのことなので会社にしがみつくよりもフリーランスという選択もありなのかもしれません。

 

7.会社に縛られるのが嫌だ

手段

・今の会社で我慢する
・転職
・フリーランス
・副業

これは会社という組織に縛られるのが嫌な人のことです。『飲み会が嫌い』や『朝早起きするのが嫌い』などもここに含まれます。まさに私ですね(笑)

こういう考えの方は会社に属するのが向かないので転職をしたところで同じ事を考えます。SEという仕事がだめというわけではありません。

組織に縛られない生き方をするにはフリーランスで働くか副業である程度の収入を得るようになって退職をするかになります。

フリーランスは自分で仕事を決めて休みたい時は休んで、働きたいときには働けます。誰にも縛られずに収入を得ることができます。

ですが今以上の収入を得られるという保証はどこにもないため危険な賭けとも言えます。私はこの場合は時間をかけて副業で収入を得て退職する道が1番だと思っています。

 

SEを正しく辞めるには何を改善したいかを考える

いかがだったでしょうか?このように理由によって辞め方というのは変わってきます。

理由がたくさんある人はすべての理由にあてはまる辞め方を選ぶのもいいですし、1番辞めたい理由を自分なりに考えて頂いても良いと思います。

また転職を考えているならば慎重に行動してください。SIerのSEが転職する場合はやはりIT業界への転職が一般的です。社内SEが人気なのはみなさんもご存知のはず。

私が実際に転職エージェントに相談した際もIT業界以外は辞めたほうがいいと言われました。社内SEが一般的な選択肢だそうです。

ちなみに「スキルに自信があれば」という書き方をしていますが、スキルに自信がなければ今からスキルを付けるという方法もあります。

きっとあなたにも1つ「これだけは絶対改善させたい」というものがあるのではないですか?それを改善できる正しい辞め方を実行していって頂ければと思います。

待っていても明るい未来はやってきません。自ら行動し自ら掴み取らなければいけません。

今のあなたの行動があなたの一生を大きく左右させます。

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